電磁鋼帯
電磁特性から発電機・変圧器・モーターなどに使用される電磁鋼帯のご紹介です。 戦後日本の経済成長を支えたのが自動車業界と家電業界です。そしてその自動車業界と家電業界を陰で支えたのが、高品質の電磁鋼帯でした。
電磁鋼帯とは

無方向性電磁鋼帯と方向性電磁鋼帯
電磁鋼帯は表面処理鋼板の一種で、磁気特性と電導性 に優れ、変圧器や発電機に用いられます。
電磁鋼帯はけい素などを添加した特殊な鋼帯で、磁性の方向によって方向性電磁鋼帯と無方向性電磁鋼帯に分けられます。
方向性電磁鋼帯は鉄に磁化されやすい結晶方位が圧延方向のみに 揃っておりますので低鉄損、高磁束密度など優れた特性をそなえています。
無方向性電磁鋼帯は鉄に磁化されやすい結晶方位がランダムになっておりますので鋼帯の全ての方向にほぼ均一な磁気特性が得られるように製造されています。
電磁鋼帯は表面にコ-テイングが施されており非常に高い層間抵抗を持ち、打ち抜き性、溶接性、耐食性、が極めて良好です。又、電磁鋼帯 の磁気特性は切断、打ち抜き、曲げ加工などによる機械的ひずみによって劣化します。このようなひずみを取り除き本来の良好な磁気特性に回復させる為に焼鈍処理を行います。
電磁鋼帯の用途

電気が使われているところに電磁鋼帯あり
方向性電磁鋼帯は主に、電力用変圧器、配電用変圧器などに 使用され送電線に伴う電力損失の減少、変電設備の低騒音化 更に省エネルギ-化にも役立っています。 一方、無方向性電磁鋼帯は主に大型回転機、中型回転機、小型変圧器に使用され機器特性の向上に貢献しています。又、間欠運転モーター 家庭電機用モーター、汎用モータ-、安定器など幅広く使用されています。 このように、直接目に触れることはほとんどありませんが 「電気が使われているとろに電磁鋼帯あり」いわれるように様々な場所で 活躍しています。

当社と電磁鋼帯

JFEの電磁鋼帯「当山商事株式会社」
当社の主流は電磁鋼帯で、長年お客様にも信頼してお取引いただいている電磁鋼帯は、「JFEスチール株式会社」様をはじめ、JFEグループの企業様と長くお付き合いをしてきました。電気のあるところに電磁鋼帯あり、という名のとおりこの先電磁鋼帯の需要もますます多くなってくることから、当社の活躍する場も多くなってくると考えております。
当社の電磁鋼帯などの薄物の板厚スリット能力は最小厚0.05ミリ〜最大厚1.0ミリと最小幅7ミリと含めてご興味ある方は、こちらの設備概要をご覧ください。